事前に担任の先生からお手紙が届きました。
子供達が楽しみにしている修学旅行が近づいてきました。 「修学旅行のメインの活動になる『阿蘇人ツーリズム』では、どんな事が出来るだろう、 どんな方がいらっしゃるのだろう」と心をわくわくさせている子供達です。 阿蘇に行く事を心待ちにしています。 また自分たちの事を阿蘇人さんに知ってもらいたいと、子供達が学校のガイドブックを作成しました。 同封しておりますので、読んでいただけると嬉しいです。 9月17日の活動を、子供達、担任一同とても楽しみにしております。どうぞよろしくお願い致します。 長崎県○○小学校 6年担任一同 (一部割愛しています) |
子供達は各班(10~20名)に分かれて、南阿蘇のアトリエや施設で体験学習をします。
「りんどう花房」では15名の子供達を受け入れました。
さあ 心機一転! 南郷谷を散策しましょう。
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(阿蘇の中央火口丘を取り巻く阿蘇カルデラ内は、北側の阿蘇谷と、南側の南郷谷に分かれます。)
田園では収穫が始まりました。
南阿蘇村は水源が豊富です。近くの湧水池に行きました。冷たい池に手をつけながら「冷たい〜 美味し〜い」と歓声が上がりました。ここは中二子石地区の簡易水道の水源です。久木野地区の水は南外輪山(原生林)水系です。白水地区の水源は阿蘇山水系で味が違います。
南郷谷の田園風景に子供達は一瞬立ち止まって
「わ〜っきれい!」と感嘆の声をあげていました。阿蘇地方でも、特にこの地区は昔ながらの「日本の原風景」が広がる地区です。 (画像の拡大文字をクリックすると拡大表示します)
豊富な湧水量を誇る各地の水源から湧き出た水は南郷谷の白川に集まり、熊本市へ流れ下って有明海にそそぎます。
楽しかった散策
資 料
平成17年に「疏水百選」の候補地区の募集が行われ、その結果「南阿蘇疏水群」は、農水省での選考で「全国疏水百選」に入選、またインターネットで紹介したFAX、ハガキによる総投票数を含め「ベスト20」では全国17位に入りました。
「南阿蘇疏水群」=哲学の散歩道(私が勝手につけました)
この道は、昔の久木野村時代の旧道、往還です。
「今日の子供達は生き生きしています」とおっしゃる先生の目も輝いていました。「学校の近くや子供達の周辺には栗林がありますか?」とお聞きすると、ありませんとの事でしたので、お隣の栗畑に案内しました。
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予定外の栗拾い
いよいよお別れです
短い時間でしたが、純粋な子供達の脳裏には、
南阿蘇の素朴な自然が焼きついたのではないでしょうか。
自然に対する畏敬の念を起こさせ、自然を大切にする心がさらに芽生え、
大人になっても素直な心を持ち続けていただければ幸いです。
南郷谷の散策で、子供達の感嘆の声を聞いたとき、
「日本の原風景」の中で生きて来られた、おじいちゃんやおばあちゃん、
お父さんお母さんの心は、確実に子供達に受け継がれているのだなと嬉しく感じました。
拾った栗は、修学旅行の思い出話として家庭の食卓を飾ったでしょうか。
押し花の額は部屋の勉強机に大切に飾ってある事でしょうね。
機会がありましたら是非南阿蘇に遊びに来て下さい。待っていま〜す。
すっかり刈り入れが終わった南郷谷。
子供達の楽しかった思い出を乗せたトロッコ列車が、今日も南郷谷をのんびり走っています。
ちょうどこの写真を撮った10月下旬に子供達からお礼の手紙が届きました。