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2019.10.25

積み込み 運搬  木どり〜細工  皮剥ぎ 磨く 運び 落とす 

台車とレール  移 動  設 置  完 成 薪を作りました


南阿蘇村久石地区の熊本県道28号線沿いに「際立って目立つ」ケヤキの樹があります。
地元の方の話しでは樹齢150年位、長い間皆さんの生活を見守ってきました。
しかし、このたび県道拡張工事のため惜しくも伐採される事になりました。
切り刻んで産廃として処分されます。ケヤキは、クヌギと並んで薪には最上クラスです。
薪は、年間通じてピザ窯に使っていますし、冬は薪ストーブで部屋を暖めてくれます。
伐採の情報を得て、枝の部分でも頂く事にしました。
持ち主の方は、根元付近の大きな部分は乾燥させて保存るとのことでしたが、
いざ伐採してみると腐朽による空洞が多く、惜しくも粉砕して産廃行きになったそうです。
有難い事に、残り物は私の為にキチンと玉切りにしてまとめてありました。感謝です。
まとめてあったケヤキは100kg 越えの手に負えないない大物もあり、
持ち主の方から重機で積んでいただきました。
積み込み運搬
木どり~細工
運び落とす
台車とレール
移 動
設 置
完 成
頑張るおじさん。
大物はカナテコ(鉄の棒)を使います。
このカナテコが本当に重宝しました。
駐車場の奥に全部運び終えました。
左の大物二個は何か細工物にと考え、
残りは全て薪にします。
私のアイテム チエンソーです。左から

・タナカ パワーメイト( 小型で軽い)
・共立 (馬力があり伐採玉切り用です) 
・スチール(愛用メーカーで三台目です)

いずれも一般用の小中型ですが
用途に応じて使い分けます。

なんとなくテーブルの台座になりそうです。
約1200× 500× 650です。重さは不明。
生木ですので 150kはあるかもしれません。
押してもビクともしません。
下部の部分には空洞がありましたので、
更に削り、上まで開けました。
上部は天板を置くためにレベルをとります。
皮剥ぎ 磨き

テーブルは下のテラス席に設置します。
そこまでどうやって運ぶか。
中をくり抜いたとしても 120 kg 以上は
ありますので、一輪車には乗せられません。
台車はありますが、車輪は豚マン位の小さな車輪で舗装した面では運べますが、土の上は無理です。
一応下のテラス席の敷地に降ろす事にしました。
4m程下ですが、転がり落とそう。
その先は、それから考えます。
仕上げはこの場でする事にし、皮を剥ぎ表面を
磨きましたが、テラス席に移動の事を考えながら、
フト熊本城築城時に活躍した怪力
「横手の五郎」の事を思いうかべました。

1200kもあるこの石を、首にさげて運んだそうです。

予定地点へ降ろす為にロープに結んで
降ろす事にしました。
汚れないようにシートに包みました。
ロープを少しずつゆるめながら下に降ろします。
ひとり作業で猫の手も借りたい作業ですので、
家内を手伝わせました。

下の庭は、腐葉土ですので台車は引っぱれません。
ここで登場するのが、長崎から遊びに来た知人のK君。
彼は長崎の造船所に勤めています。
知恵をおかりしました。

・道板を敷いてその上に台車を乗せて引っぱる。
・台座を台車に乗せる時は、道板を台車の面まで
 掘り下げてスライドさせる。

言われてみれば簡単な事ですが、
気づかないんですね。

頑張りました!
少しづつ緩めて降ろすぞ! は〜い!

ゆっくり降ろして、運搬レールの前に着地


レールは工事現場用の万能板を使いました。
我が家には何でも大切にとっていますので、
イザという時は重宝します。
万能板は台車のレール幅にもピッタリです。
さすがに万能ですね。
K君のアドバイスに従って、台車面が地面と
平面になるように掘り下げました。
これなら一人でも簡単に台車に乗せられます。
移動の準備ができました。
後は引っぱりながら通過した万能板を前に設置し、これを繰り返しながら簡単に台車を移動しました。
ここでもカナテコが我が友で活躍します。
ピザ窯の横まで移動しました。これで安心です。
ここで台座の最後の仕上げをします。
足にはガラスブロックを履かせました。
位置を定めます。
天板ガラスは、もとテーブルの天板に敷かれていた1200×500×8 mm のガラスです。
角は綺麗に磨かれていますので安全です。念の為テープを貼りました。
子供でも楽に引っぱれます。

ホット一息ついて
学生時代に観た映画
ロバート・ワイズ監督の
「トロイのヘレン」の木馬を
思い浮かべました。
トロイの木馬

やっと目的地、テラス席に到着。真ん中の席に設置する事にしました。
生ケヤキの皮剥ぎはしんどいです。
簡単なチエンソーアートです。